個人的なメモを記していくためのページです。
帯の「コードを書く職人であるためにあるために」とか副題の”エクセレントなコードを書くため”とかの言葉から、浮世だった話で現場に役に立たないものについて語っているように思う人がいたら残念です。本書で扱っているのはチームで仕事をし、過去のしがらみのあるコードも扱い、時間の限られた中で、コードと仕事を改善していくには、というソフトウェアプロジェクトの問題に向き合った本です。
まだ全部読んでないどころか目を通してもいないのですが、本書でいわれていることは当たり前のことしかいっていないです。わかり易いプログラムを書きましょう。適切な名前を使いましょう、今あるコーディング規約は守りましょう、バージョン管理やBTSを使いましょうとか。(まぁ実践できてないものも多いですが。)
それでも720ページという大作になってしまうほどソフト開発は奥が深いということなのか。
良い本ですが問題はその720ページという厚さと6,825円(税込)という値段。管理職は厚い本手に取らないし新人はこんな高い本買わないし、中堅どころは読む時間が無い。
しかしまぁ、新興国の人たちが新しい組織の中でこういう本を参考に、あるいはOSS等を見ながら自分たちのプログラミングスキルを上げていっていると思うと、競争相手として強くなるのも道理だな。というか日本国内のソフトハウスは英語ができない時点で同じ土俵には乗れないのだから国内の仕事で頑張るしかないという。