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2008-1-22追記
http://www.sony.jp/products/ic-recorder/sx88sx78_hub.html
後継機 ICD-SX78/88が出ました。メモリーが増えただけのようです。
ICD-SX77レビュー †
OLYMPUS DS-50 ユーザの視点からみた感想。
結論としては、ICレコーダーとして十分に役に立ち、再生音やマイクの品質も含めた録音の質としては十分以上の音が録れる。しかしDS-50と比較すると操作性において劣る。
よって私のお勧めはDSシリーズ(-40,-50,-60)。
ただしSX-67/77 は現在安くなっており67ならば1万数千円で入手可能でありお買い得であると思う。ただし同じくSONYのICD-UX70/UX80が同じ価格帯であり用途によってはそちらが適している場合もある。sx77の後継が出る可能性も。
内蔵/付属マイクに限って言えばSX67/77の方が低域まで延びた音楽的な音を録るこ
とができる。本体の操作性に関して不満もあるがSX67/77も良い選択。
外観 †
- 表示の縦横 通常と録音時で違うのは変。
- USBのフタ無し。
- 片手操作がやりずらいという人は左手で持って操作してみる。
- イヤホン端子の位置が変。マイクの間にジャックがあるのは変だ。ウィンドスクリーンを付けたりするときに邪魔になる。
- マイク端子の位置が変。
- 外部マイクを使うときに本体を手で持ったときにケーブル邪魔。
- スタンドを使ったときに変(直付けのマイクを使ったときなど)
PC接続、ソフトウェア †
Digital Voice Editor(デジタルボイスエディター 以下DVE)が添付されている。
- 独自コーデックのため専用ソフトのインストールが必要。
- USBメモリとしても 汎用のマスストレージでは無いのでドライバのインストールが必要。
- 取り外しに特に操作が必要ないのはメリット。
- USB接続で自動的にアプリケーションが起動したりはしない。
- OLYMPUSのDSSプレーヤーはつなぐと自動的に起動して、podcasting等の転送してくれる。
- 絶対時刻表示できない?
操作 †
- スリープ中でも録音ボタン一発で録音は良い。
- DS-50は録音ボタン押下→スリープから復帰→録音ボタン→録音開始だった。
- 消去ロックが無い
- SX77は重要度として☆マークを用件(ファイル)ごとに3個までつけられるが重要度に関係なく消去される。
- フォルダー一括消去の場合も。
- DS-50はファイルごとに消去ロックできる。重要なものに消去ロックかけておけた。
- 停止中に削除は削除ボタン長押しが必要。再生中には長押しでなくちょい押しで削除。
- 削除対象音声が再生されるのは工夫。だがうるさいかも。
再生 †
再生の操作性はDS-50に比べると貧弱。SX77はブックマークの機能も早送り、戻りの機能も最低限のものと言ってよい。
sx77の利点は再生速度の調節範囲が広い、リアルタイム時刻表示(絶対時刻表示)があること。sx77のインデックス機能が使いものにならない点は多分必要に応じてファイル分割すれば再生時に簡単に飛ばしたりできるよと言うことだろうけど。しかし一度分割すると結合はできないなどDS-50でのインデックス機能の代わりには使えない。
- ファイル中にマークを打って、再生位置をそこから始めたりできる機能をブックマークと呼んでいる。
- ブックマークが1ファイルに一箇所しか打てない。またブックマークを打つ操作で再生が止まる。再生中にそこまで飛ばすためにも使用できない。
- ブックマークを打つボタンとファイル分割が同じボタンに割り当てられている。
- DS-50は16個まで1ファイルにインデックスを打てる。再生中に|>を連打して途中にインデックスがあればそこでも止まってくれる。
- 早送り、戻りボタンのちょい押しで再生位置を飛ばしたり戻したりする機能をイージーサーチと呼んでいる。<| で 3秒 |>で10秒の一種類固定の機能しかない。
- 再生モード
- SX77 1件、フォルダ、全件。それに再生中に1件リピートが指定でき4通り
- DS-50 ファイル、フォルダ、全ファイルに加えそれぞれのリピートが指定でき6通りの設定
- 表示内容
- sx-77 は 経過時間、残り時間、絶対時刻のいずれか一つをメニューで切り換
える。絶対時刻を表示中はいまそのファイルのどのあたりを再生しているかは把
握できない。
- DS-50 は 録音日時、経過時間+ファイル名、経過時間+録音長さの3種をワン
タッチで切り換え可能。またそのファイル中でどの位置を再生しているかを常に
バーで表示するので感覚的に把握しやすい。
- スピーカの音は良いとは言えない
- スピーカーはDS-50の方が音質は良い。
- DPC +200% 〜+10% (10%きざみ) == -5%〜-75% (5%きざみ)
- DS-50 1.5/1.375/1.25/1.125 == 0.875/0.75/0.625/0.5
- 再生中に 再生ボタンで 通常→遅聞き→早聞きを順番に選べる
- SX77の+50%がDS-50の1.5倍速とおなじ。 200%は2倍速ではないく通常=100%として+200の3倍速。20秒で通常一分の記録を再生できる。
録音 †
- マイク感度は十分高い
- 低域はds-50の付属マイクより伸びているようだ。
- ステレオ感が変 マイクの配置のせいか。コーデックのせいか。
- 音質は十分満足できるもの。ノイズも少ない。
- タッチノイズ大きい
- ds-50 は取付るタイプのマイクでタッチノイズが大きく軽減されている。
- DVEでmp3に変換可能。 mp3のビットレートの設定は音質優先、標準、サイズ優先、ビットレート指定(256kbps〜24kbps)。
- DVEでwavに変換可能。 mp3でローパスフィルターで落とされる高域(20kHz近辺)がwavだと含まれる。
- AGCは音楽、生録には不適。手動設定を使いましょう。
- DS-50は手動で録音レベル調節できないと思われているが独立スイッチで高感度、会議、口述が切り替えられ、ゲインがふらついたりしないので十分。
- VORという音がするときだけ録音する機能があるが動作レベルを設定できない。
- 録音中にブックマーク(インデックス)を打てない。
- 別ファイルに新規録音はできる。
- ds-50はインデックスを録音中にも打てる。16件。
- ゲイン0だと無音。意味あるか。フェイルセーフ的にゲイン0の設定は要らないのでは。
- 爆音耐性は DS-50 よりある。
- マイク端子はライン入力も受けられる。(切り替え式)
- DS-50 はラインレベルを受けるのには抵抗入りのケーブルが必要。
サンプル †
ICD-SX77 Samples
その他 †
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- NiMH電池を電池交換メッセージがでるまで使って放置。電池をとりだして電圧を計ったら 1.18[v](開放電圧)だった。